看護管理者向けコラム
自分をひらく、未来をひらく。

僕自身も、選手からキャプテンになった時に、「どのようにチームをリードしていくのか」「どんなチームが幸せな状態なのか」と、たくさん悩みました。
最初は、「前のキャプテンだったら何て言うかな」とか、「みんなは前のキャプテンのようなコメントを求めているんじゃないかな」と、周囲を気にしすぎていました。
その結果、自分自身を見失い、自信もなくなり、本音で話せなくなっていました。周りのメンバーも、そんな僕に違和感を感じながらプレーしていたと思います。チームとしてもなかなか一体感が生まれず、良い状態をつくれないまま一年間を終えてしまいました。
そこで、改めて周りの選手と対話を重ねたり、アンケートを取ったりしながら、一度、自分自身を見つめ直しました。
「どんなチームをつくりたいのか」
「自分はどうありたいのか」
そうしたことを改めて考え、自分なりの“軸”を整理していきました。
そして、その軸をもとに行動するようになってから、周りとの建設的な対話が少しずつ増えていきました。言動の背景にある考えも理解し合えるようになり、互いに支え合える関係性ができていったように感じています。
リーダーシップを発揮する、マネジメントをするというと、「周りのために」という視点がとても大切ですが、同時に、「自分は何を大切にしたいのか」「どうありたいのか」という軸を深掘りすることも、同じくらい重要だと思っています。その軸をもとに、みんなと一緒にチームをつくっていくことが大切なのではないでしょうか。
また、若いメンバーとの関わりでは、モチベーションの観点から、
「自分にもできるかもしれない」
「自分で決めたことだ」
「これをやる意味がある」
「仲間にも貢献できる」
といった感覚を持てることが、とても大切だと思います。
そのためにも、問いかけを通じて、一人ひとりの考えを引き出していくことは非常に重要です。
一方で、経験が少なく慎重になってしまう人もいると思います。そんな時は、「まずは思い切ってやってみよう」「失敗してもいい。そこから学べばいい」というマインドセットを、一緒につくっていけるといいですよね。
皆さんのお仕事は、失敗がなかなか許されない場面も多いと思います。
それでも、挑戦しなければ成長はありません。ぜひ「挑戦と成長」というマインドセットを持ちながら、日々取り組んでいただけたら嬉しいです。
僕自身も、現役を引退して10年ほど経ちますが、今もさまざまなことに挑戦し、失敗し、そこから学び続けることを大切にしています。日々の積み重ねが、何かを成し遂げる力や、困難を乗り越える力につながっていくと信じています。
毎日、緊張感のある職場で、本当に大変だと思いますが、一緒にぼちぼち頑張っていきましょう。
そして、仲間同士で、仕事だけでなくプライベートも含めて情報を共有しながら、「一人じゃない」と仲間の存在を感じられる時間を大切にしてほしいと思います。誰かがそばにいるという安心感の中で、手を取り合いながら、少しずつ前に進んでいけたらいいなと思っています。
皆さんのお仕事に支えられている人は、僕もその一人です。
いつも本当にありがとうございます。
心から応援しております。

