先輩はつらいよ。若手ナースのリアルな悩みにアシスト! ~澤穂希だったらどうする?~ 開催報告
日々の看護実践や後輩育成などを頑張る若手ナースの皆さんとともに、日頃の悩みや思いを共有するイベントをメタバースで開催しました。
第1部:澤穂希さんトークショー(一歩ずつで大丈夫。だれも最初からキャプテンじゃない)
澤穂希さんと香月ハルさんによるトークショーでは、澤さんがサッカーを始めたきっかけやキャリアの転機となった出来事などのお話を聞くことができました。
様々な挑戦をされてきた澤さんの「悩んだときはやってみる。悩むということは、自分がやりたいと思っているということだから。やらずに後悔したくない」といった言葉は、言葉以上の説得力がありました。
また、チーム作りについても、サッカー女子日本代表の個性あふれるメンバーをまとめ上げた澤さんから、ご経験をもとに具体的なお話をお聞きしました。「時にはメンバーが違う方向を向いていても、最終目標が同じであれば最後には自然とまとまる。そのためにメンバーと密にコミュニケーションを取る」「モチベーションが低いメンバーも置いてきぼりにしないように、サポートするのが監督やキャプテンの仕事」といったメッセージは、看護職のチーム作りにも相通ずるものがありました。
対面でお話しているかのように、ともに悩み、考えながら相談に乗ってくださる澤穂希さん
明るい雰囲気で、参加者の気持ちを代弁してくださる香月ハルさん
第2部:若手ナースの相談コーナー(モヤモヤするよね?~新人以上ベテラン未満のホンネ~)
参加申込時に寄せられた相談やチャットのコメントについて、澤さんと香月さんが一緒に考え、答えてくれる相談コーナー。〈初めてのプリセプターで指導の難しさを感じる。後輩、同僚、先輩との板挟みになることも多い〉〈涙もろい新人さんへの指導に日々迷っている〉〈気分によって態度が変化する人とうまく働くには〉〈子育てと仕事の両立に不安がある〉といった悩みが寄せられました。澤さんも「難しいですね…」と参加者とともに悩みつつ、「先輩だって、一人ですべて抱え込まずに、周囲を頼っていいんです」「後輩のために指導することも優しさですよね」「私だったら、機嫌が悪い人に対しても積極的に声をかけますね」「子どもはあっという間に大きくなる。自身のリフレッシュも大切にしつつ、限られた時間の中で、全力で子どもと関わることが重要ではないか」といったアドバイスがありました。
参加者の皆さんからもチャットを用いて、〈共感する〉〈こうしたらよいのでは〉といったメッセージがたくさん寄せられました。全国各地から参加してくださった看護職のみなさんが、澤さんとリアルタイムで悩みを共有し、励ましあう、温かい空間となりました。ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。